木津川市 軒リフォーム工事

今回はお付き合いのある木津川市の建設会社様からご依頼がありました。

早速、お伺いさせて頂くと軒の間口は10m近く、奥行きは1m40㎝程出ていました。瓦を葺いていて、1部は銅板を張っていました。

大きなお屋敷で格好良い軒でした。

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伺った時は、崩れない様に建設会社の方が鉄のパイプで支えておられました。

軒の出が大きいのに、柱は無く受けている木も壁の中まで入っておらず壁の所で切れていたので、重みに耐えられず軒先が下がり、瓦も少しずれていました。

壁際も割れていました。

なかなか危険な感じです(>_<)

危ないのと、お客さんも「こんなに奥行いらんわー」とおっしゃっていたので、1度軒を全部取り壊してやり直す事になりました。

大屋根とは違いますが、潰すのもなかなか大仕事です。銅板を捲り、瓦を下ろし瓦の下の土も結構乗っており、なんせ軒自体が下がっているので作業での重み・力加減で軒が崩れない様に慎重にしなくてはいけません。

今回は、元々壁の方へ入っている個所が4か所だったので、その箇所はそのまま利用して新たに柱で受けるご提案をさせて頂きました。

柱の足元も直接地面に落とすと腐りやすくなるので、ステンレス製の柱受金物 を地面に埋込み、その上に柱を建てました。

今回使用した木材は、お客さんのこだわりも有り、柱・桁等全て国産材の節の少ない材料で施工させて頂きました。

良く乾燥している材料ですが、木目が詰まっており結構重たいんです。最近の仕事ではなかなか使わない様な良い材料です。                軒の屋根になる部分も通常なら合板を使うのですが、今回は綺麗な杉の板で。

ワクワクします!

現場で採寸し現場で加工させて頂きました。広いお宅でしたのでやりやすい ^^)

ただ、元々壁に付いていた部分に合わせて作っていかなくてはいけないので難しい! 基準が無いうえに壁を凸凹があったりで(*_*)

柱を建てて、桁を載せて、垂木を打って、屋根下地を張って。

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あとはブリキ屋さんが屋根材を張り、樋を付けて完成です。

屋根材は軽くなるように、周りの雰囲気に合うように黒っぽい色のガルバリュウム鋼板で立平葺きです。

樋はパナソニックさん製のいぶし雨樋。豪華~

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立派な軒が出来上がりました!

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