交野市 屋根カバー工法

雨漏りがするとご連絡頂きました。このお客様は何度も工事をさせて頂いている会社様の従業員様です。

そこの社長さんからお電話頂き、「従業員の家が雨漏りしてるみたいやから見たって~」と。会社に伺っていた時に何度も顔は合わせている方でした。

3階建てのお宅で1階の玄関の所から雨が垂れてくると仰っていました。

僕が見に行く前に、1度社長さんが屋根に登って確認したみたいですが。それを聞いて屋根に登ったのですが、3階建てなので結構な高さと屋根材が年数が経っていて表面が粉を吹いたような感じになっていて、よく滑るんです。

社長さんの会社の業務は屋根になんか登るお仕事ではないのに、よく登ったな~とビックリしました。

屋根に登ってみると下から3枚目の所が1枚なくなっていました。飛んで行ったのでしょうか?(◎_◎;)

この屋根材は1枚ずつ釘を止めて張っているはずなので、飛んでいく事は考えられないのですが。しかも周りの材料も割れてもいないので。

建てた当初から釘を打ち忘れていたのでしょうか。考えられませんが。

1番下の所が色が変わっているので恐らくしばらくの間、そこに乗っていたのでしょう。日焼けしています。

ただ、その1枚がいつどこへ行ったのか!めちゃくちゃ怖いですね!問題はなかったようなのですが。

誰かに当たりでもしたら…

1枚無くなっている所をよく見てみると、屋根の下地の合板が見えていました。

ありえへん。

本来、屋根材の下には防水シートが張ってあるのですが、そのシートではなく下地の合板が見えています。写真の三角部分です。

とりあえず応急処置として雨が入らないようにガルバリュウムの板を差し込みました。

考えられませんが、ひょっとして、最初から全面に防水シートを張っていないのでは。

屋根を見た後に、3Fの小屋裏(屋根裏)に入らせて頂きました。あちこちに雨漏り跡のシミが付いていました。

ひょっとしてひょっとするのではないでしょうか。ゾッとしますね。

小屋裏に断熱材も入っていなかったので夏は暑かったと思います。

今回は屋根材を捲ると屋根をめくる人件費もそうですが、屋根材の処分費がかなりかかるので、今の屋根はそのままで上から張っていくカバー工法で提案させて頂きました。

提案させて頂いた屋根材はアイジー工業さんのスーパーガルテクト(他の記事でも載せています)です。

この材料は軽くて材料の裏側には断熱材も付いているので今回の現場にはもってこいです。

今の屋根材の上からルーフィングと呼ばれる防水シートを張っていき、それから屋根材を葺いていきます。

1か所、鳩小屋と呼ばれる通風を目的にした出っ張りがあるのですが、ここもかなり雨染みがありました。

こういう所の雨仕舞はキッチリしなければ漏れるに決まっているのですが。

ハッキリ言うてキッチリ出来へんねやったら最初から付けへんかったらええのに!


ちょっと腹が立ちますね。

今回、ウチと仲良くしてくれてるブリキ屋さんが頑張ってくれたので安心です!


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